「スプラトゥーンって子供のゲームでしょ?」
そう思っていた私が、50歳を過ぎてもなお、このカラフルなTPS(サード・パーソン・シューティング)にハマり、プレイし続けているとは夢にも思いませんでした。
それほど私にとって魅力的なスプラトゥーンなのですが、プレイ中いつも頭の片隅にあったのが
「いい年してゲームに時間を費やしていていいのだろうか?」
という不安。
そこで、この疑問を払拭するべく、「大人がスプラトゥーンを遊ぶメリット」を調べてみました。
すると、意外にもスプラトゥーンのようなアクションゲームが「脳トレ」などの「老化防止」に役立つことが分かったのです。
この記事では、
- スプラトゥーンがなぜ脳にいいのか?
- ゲームが老化防止に役立つ科学的根拠
- 実際に高齢者が体験した“変化”
をわかりやすくご紹介します。
40代~60代のスプラ好きの皆さん、もうスプラを遊びながら「罪悪感」を抱く必要はありません。
そしてまだスプラ未経験な方、高齢者でも楽しめる脳トレゲームを探している方の参考になれば幸いです。
中里圭/会社員・元記者・副業研究家・ライター
スプラトゥーンとは?高齢者でも楽しめる“塗り合いバトル”ゲーム
スプラトゥーンはNintendo Switchで遊べる人気のチーム対戦型ゲームです。
銃弾の代わりに“インク”を使い、自分の陣地を塗り広げながら敵を倒すというユニークなルール。
- 4対4でチームバトル
- インクを塗って陣地を拡大
- チームの連携や戦略も重要
- 見た目はポップだけど、頭脳戦!
最初は操作に苦戦しますが、やってみると驚くほど頭を使うことに気づきます。
「どこを塗る?」「敵がどこにいる?」「味方はどう動く?」など、瞬時の判断が連続するゲームなのです。
なぜゲームで脳が鍛えられるのか?【研究データで解説】
では、どのように脳トレになるのかを具体的に見ていきましょう。
▶ 1. 視野が広がり、反応速度がアップ(Green & Bavelier, 2003)
アクションゲームを定期的にプレイしている人は、
- 周囲への注意力
- 素早い判断力
- 視覚処理能力
が高いという結果があります。
スプラトゥーンは、常に画面のあちこちを見て、状況を判断し続ける必要があるので、自然とこれらの力が鍛えられます。
▶ 2. 高齢者の認知機能にも効果(Anguera et al., 2013)
60歳以上の方にゲームをしてもらった実験では、
- 注意力
- 記憶力(ワーキングメモリ)
が明らかに向上したという結果が。
スプラでは「敵の動き」「塗る順番」「味方の位置」など、同時に複数のことを考える必要があります。
これがまさに脳の“マルチタスク力”を鍛えるトレーニングになるのです。
▶ 3. 脳トレアプリよりも“本気のゲーム”が効く?(Oei & Patterson, 2013)
いわゆる「脳トレアプリ」よりも、リアルタイム性のあるアクションゲームの方が、より広範囲の脳領域を活性化させるという報告もあります。
スプラトゥーンはまさに“本気の脳トレ”。
遊んでいるうちに、知らず知らずのうちに脳が元気になる──そんな体感があります。
実際にやってみた!スプラトゥーンで感じた脳の変化【体験談】
私自身や、周囲のシニア仲間たちのリアルな声をご紹介します👇
● 60代男性
最初は「右を向く」のも難しかったけど、続けるうちに反応が速くなった。
今では敵の動きが“読める”ように。これは脳の勘が冴えてきた証拠?
● 50代女性(孫とプレイ)
孫との会話が増えたのが何より嬉しい。
作戦を一緒に立てる時間が、すごく充実してます。
● 70代女性
毎日30分プレイして、終わったあとはなぜか気分スッキリ。
YouTubeで上手な人の動きを見るのも日課に。学ぶ楽しさがあります。
● 40代男性(仕事で疲れた頭に)
頭がモヤモヤするときにやると、リセットされる感覚がある。
1試合ごとに「反省・改善」があるのも、脳にいいと思う。
シニアがゲームを続けるためのコツ【脳トレ効果を高めるには】
脳トレになるといっても、やはり適度に遊ぶのが重要。
大切なのは「習慣化」と「継続」です。
✅ プレイ時間は「1日30〜60分」がおすすめ
やりすぎは疲労の原因に。適度な刺激がベストです。
✅ 休憩をはさみながら
目や肩が凝ったらこまめにストレッチ。立ち上がって深呼吸も◎
✅ 時間を決めて習慣化
「毎晩19時に1試合」など、ルーティンにすると無理なく続けられるでしょう。
ゲーム=娯楽ではなく、“脳を鍛える道具”として使ってみよう
私のような「おじさん」がスプラトゥーンをやるメリットを調べてみて得られたのは
「ゲームって、ちゃんと脳にいいんだ」という確かな手応え。
- 判断力
- 反応速度
- 観察力
- 空間認識力
- チーム連携の感覚
これらすべてを、“遊びながら”鍛えられるのがスプラの魅力です。
ゲームは悪ではありません。
正しく付き合えば、脳も心も、どんどん元気になります。
まとめ:スプラトゥーンは、高齢者にもおすすめの“遊べる脳トレ”
スプラトゥーンは、楽しみながら脳が鍛えられる“イカした”ゲーム
特に、高齢者の脳活・老化防止において、これほど自然に続けられるツールは珍しいかもしれません。
- 気軽に始められる
- 続けるほど上達していく
- 孫や家族との会話が増える
- 小さな達成感が毎日得られる
- 何歳からでもチャレンジできる!
そんなスプラトゥーン、あなたも始めてみませんか?
【はじめ方ガイド:これだけでOK】
必要なもの
- Nintendo Switch(LiteでもOK)
Nintendo Switch Joy-Con(L) ネオンブルー/(R) ネオンレッド
- スプラトゥーン3のソフト(ダウンロードorパッケージ)
学び方
- YouTubeで「スプラトゥーン 初心者」検索
- 孫や子どもに聞いてみるのもアリ!
最初は「ナワバリバトル」から始めると◎
負けても気にしなくて大丈夫!まずは塗る楽しさを感じましょう。
老化防止 × ゲーム
その最先端が、スプラトゥーンかもしれません。
あなたの脳にも、インクを塗ってみませんか?
私のスプラトゥーン遍歴

私の愛用武器はプライムシューターコラボ!
最後までお読みいただきありがとうございます。
蛇足ですが、私のスプラトゥーン歴をお話しして記事を閉じたいと思います。
私がこのゲームと出会ったのは約10年前。
子供のために買った初代スプラトゥーンでした。
当時はSwitchはまだなく、Wii U用として発売。
何気なく遊んでみた時の衝撃は今でも忘れません。
1970年代生まれの私は、インベーダーゲームに始まり、任天堂の「ゲームウォッチ」で遊んだ世代です。
ゲームウォッチの登場にも驚かされましたが、スプラに触れた時の感動はそれ以上でした。
3Dの奥行のある世界で、キャラクターを自在に操って、しかも世界中の人とオンラインで対戦できるのですから。
当時は子供と同等、いやそれ以上にスプラにハマっていたかもしれません。
Twitterで同年代のスプラ好きを募り、通話しながら遊んだりもしました。
過去形なのには理由があります。
その後、Swichで発売された「スプラトゥーン2」も購入してプレイしましたが
- 仕事で疲れて遊ぶ時間が作れない
- ウデマエが上がらず限界を感じ始める
こういった理由でしばらくスプラから遠ざかっていました。
この10年で子供も大きくなり、自分の時間ができ始めた最近、ふと久しぶりに遊んでみようと思い「スプラトゥーン3」を起動。
やってみると、やっぱり面白い!
以前は「ナワバリ」で遊んでばかりいましたが、いまはほとんど「バンカラマッチ」に潜るようになりました。
やっぱり、ナワバリだけでは上達しませんね。
バンカラをやることで楽しさの幅も大きく広がります。
また、以前と違うのは、私自身の「意識」です。
40代の頃はまだ若いと「錯覚」して、他のプレイヤーと対等に渡り合おうと考え、心が折れることも多々ありました。
しかし50代も半ばに差し掛かった現在は、反射神経などフィジカル面で若者に勝てないのは当然と受け入れ、負けても以前ほど気にしなくなりました。
やはり、自分にできる最善を考え、チームのために何ができるかを模索し続けることが、スプラを楽しみながら継続できる心構えではないでしょうか。
とはいえ、やはりプレイするのは週末がほとんどなので、ウデマエもすぐには上がりません。
当面はXマッチに潜れるように少しずつ、しかし継続しながらS+を目指したいと思います。
いつか、同年代の方々とチームを組んで大会とか出られたらいいなぁ・・。
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