2024年8月21日発売の米津玄師さん4年ぶりとなる新アルバム『LOST CORNER』に、元BiSHアイナ・ジ・エンドさんとのコラボ曲が収録されています。
曲名は「マルゲリータ + アイナ・ジ・エンド」
この記事では二人の共通点、接点について語りたいと思います。
中里圭。ただの米津玄師、King Gnuファン。アラフィフ。元記者・副業研究家・ライター
アルバム『LOST CORNER』で初コラボ
米津さん6枚目のアルバムとなった『LOST CORNER』。
全20曲が収められ、既発曲に加えて新曲8曲が収録されています。
収録曲
- RED OUT
- KICK BACK
- マルゲリータ + アイナ・ジ・エンド
- POP SONG
- 死神
- 毎日 – Every Day
- LADY
- ゆめうつつ – Daydream
- さよーならまたいつか – Sayonara
- とまれみよ – Stop Look Both Ways
- LENS FLARE
- 月を見ていた – Moongazing
- M八七
- Pale Blue
- がらくた – JUNK
- YELLOW GHOST
- POST HUMAN
- 地球儀 – Spinning Globe
- LOST CORNER
- おはよう
この収録曲を見て「あれ?新曲は9曲じゃない?」
そう思われたかもしれません。
最後の曲「おはよう」は正式には未発表曲ではありますが、米津さんのライブに行ったことのある方ならば、きっと聞き覚えがあるでしょう。
そのため、新曲としてはカウントされていません。
今作もこれまで同様、アルバムジャケットは米津さん本人が描き下ろしています。
「マルゲリータ + アイナ・ジ・エンド」は3曲目に収録。
米津さんが女性とコラボするのは「打上げ花火」のDAOKOさん、「fogbound」の池田エライザさん以来、3人目です。
これまでに表向き二人の接点は見られず、強いて言えばアイナさんが映画「キリエのうた」の劇中で「Lemon」を歌っているぐらいです。
そのため、今回のコラボを意外に感じた方も多かったかもしれません。
このコラボレーションは米津さん、アイナさんのファンだけでなく、音楽業界にとっても注目すべき楽曲といえます。
米津玄師とアイナ・ジ・エンドという個性的な二人のアーティストの共演が、どのような化学反応を生み出したのか。
まだの人はぜひ聴いてみてください。
共通する「音楽スタイル」
米津さんとアイナさんは、ともに独自の音楽性と表現力で知られています。
- 米津玄師:シンガーソングライターとして幅広い楽曲を手がけ、映画やアニメの主題歌も多数制作
- アイナ・ジ・エンド:昨年に解散した6人組ガールズ・グループ「BiSH」出身。
BISHでは振り付けも担当。
解散後はシンガーソングライターとしてソロで活動を開始。個性的な歌声と表現力が特徴
特に二人の「個性的な歌声」は多くのファンを獲得しています。
今回の「マルゲリータ + アイナ・ジ・エンド」は両アーティストの才能と個性が融合した、注目すべきコラボといえるでしょう。
「米津とアイナ」接点は石若駿?
ところで、気になるのは米津さんとアイナさんの接点です。
なぜ今回、初のコラボに至ったのか?
その謎を解く(?)キーパーソンとなるのが”日本一忙しいドラマー”として知られる石若駿さんです。
米津の楽曲に参加している石若駿
石若さんは米津さんの楽曲「感電」にドラマーとして初めて参加しました。
その後も「ゆめうつつ」、世界的ヒットとなった「KICK BACK」、「月を見ていた」、アカデミー賞を受賞した宮崎駿監督のアニメ「君たちはどう生きる」の主題歌「地球儀」においてもドラムを担当しています。
「感電」以外の3曲は今回のアルバムにも収められているので、ぜひとも石若さんのドラムにも注目していただければと思います。
ちなみに石若さんは、米津さんと仲の良い常田大希さん率いる「King Gnu」の前身 Srv.Vinci (サーバ・ビンチ)の初期メンバーでもあり、常田さんとは東京藝術大学の同級生でした。
アイナ「レコーディングでお世話に」
つづいて、アイナさんと石若さんの接点はどうでしょうか。
アイナさんは自身のSNSで、石若さんとのレコーディングについて言及しています。
彼女は「石若駿さんにはレコーディングでお世話になっております。」と述べており、音楽制作の場面で協力関係にあったことがわかります。
「アイナ × 石若」ライブイベントで共演
また、2024年6月21日に開催された「JAZZ NOT ONLY JAZZ」というイベントで、石若さんとアイナさんが共演を果たしました。
このイベントは、ジャズドラマーの石若さんが率いる次世代の実力派バンドと豪華アーティストが一堂に会し、一夜限りのスペシャルセッションを行うものでした。
ジャズ界の錚々たるメンバーとともに歌声を披露したアイナさん。
アーティストとしての実力を高く評価されている証拠でもありますね。
米津「いつか呼びたいと思っていた」
「米津さんとアイナさんをつないだのは石若さん」
そのような記事になってしまいましたが、もちろん、これは私の完全なる「推測」に過ぎません。
石若さんとアイナさんの共演と、今回のコラボの発表がたまたま近い時期に重なっただけ、その可能性のほうが高いでしょう。
実は米津さん、「音楽ナタリー」のインタビューにおいて、アイナさんについて語っています。
その中でアイナさんを「いつか呼びたいと思っていた」と話しています。
米津さんのアイナ評が詳しく書かれていますので、ぜひ読んでみてください。
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