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「文系の転職は難しい」ならば【ライティングを武器にしよう】

転職、就職

「文系の転職が難しいって本当?」
「文系って営業職のイメージしかない」

そう考えるあなた、それは事実です。
その根拠は「転職10回」のわたくし、中里圭の経験にあります。
では、文系人間が就職、転職の選択肢を増やすにはどうすればいいのか?
「ライティング(文章力)」を磨きましょう。

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スキルを持たない文系

私は根っからの文系人間でした。
もちろん数学は大の苦手。でも国語、現代文といった文系科目は得意なほうでした。

しかし、控えめに言って「勉強熱心ではなかった」ため、文系でも特に何かに秀でる、そういったことはありませんでした。

転職すること10回

社会に出て就いた主な職業は以下のとおり。典型的なダメ文系パターンですね。

  • 対面販売員
  • 広告営業
  • 紙媒体の記者
  • インターネット関連の営業
  • 接客業

転職の回数は30代までに10回を数えました。
「転職回数が多い人間は忍耐力が足りない」そういった風潮が現在よりも強い時代でした。

そのため、転職歴ばかり積み上がり好印象を与えられず、なかなか希望の職種につけないという「負のループ」に陥りました。

私は新天地を求めて転職したことを後悔はしていません。多くの会社、職業を経験したことは、必ず何かの役に立っていると考えています。

しかしながら、「転職が多い=精神的、経済的な不安がつきまとう」ことも事実です。
そのため、転職回数は少ないに越したことはありません。

ではどうすればいいのか?私が経験から得た原因と対策をお話ししましょう。

原因は向上心の不足

すでにお気づきだとは思いますが、私が転職を繰り返した大きな原因は「スキルを磨いてこなかった」ことです。

対面販売しかり営業において、そのノウハウは確実に存在します。

※関連記事「シュガーマンのマーケティング30の法則」要約

しかし私はそのノウハウをしっかり学ぼうという意識に欠け「職場を変えれば解決するはず」そう思い込んでいたのです。

とはいえ、営業や対面販売は人によって向き、不向きがあります。私も人に「面と向かってモノを売る」のが苦手でした。そこで解決方法です。

ライティングスキルを磨きましょう

客と対面して売るのが苦手、そんな人は「文章」でモノを売るのはどうでしょう。

いわゆる「コミュ障」(!)の人でも、相手と直接会話しなくて済むのならば、だいぶ気が楽なのではないでしょうか。私はそうでした。

もちろん、相手の反応が見えないため、客のあらゆる疑問を想定して書く必要があるなど、多くの「原則」を学ぶ必要があります。
「文章ならばカンタンに売れる」そういう意味ではありません。むしろ難しいかもしれません。
それでも私は文系の方に「ライティング」をおすすめします。
さらにもうひとつ、私がライティングを推す「大きな理由」があります。

時代は「非対面、非接触」

現在の日本、世界の状況を見ればお分かりだと思います。
人々は新型コロナウィルスの蔓延により外出自粛を余儀なくされ、日本では現在もマスクが手放せません。

そんな中、業績を伸ばしているのが自宅にモノ、サービスを届けるインターネット通販。人と接触することなく衣・食・住を確保できる。
便利な時代になったものです。

こうしたシステムの構築は「理系人間」に任せましょう。
私たち「文系人間」はこうしたシステムの上で「ライティング」を武器に「売る」のです。

ライティング力はあらゆるビジネスに必要

「ライティングの大切さ?まだいまいちピンと来ないなぁ」
そんなあなたに、もう少しライティングの有用性をお話ししましょう。
もしもあなたが会社で営業、企画といった部署で働く場合、次のような場面が考えられます。

  • 顧客営業
  • プレゼンテーション
  • マーケティング
  • 情報発信

これらの行動には「論理的な思考が求められます。
論理的とは、相手に伝えて行動をうながす「言葉を組み立てる力」ともいえるでしょう。

ライティング、文章力を学ぶことで論理的思考は鍛えられます。
そしてあなたが使っている「メール」「ライン」「SNS」
いずれも言葉を文章にするツールです。

仮にあなたがユーチューバーだとします。
動画作成には「構成」「台本」が必要でしょう。
言葉を説得力ある文章に落とし込む「ライティング」。
それは私たちの生活のあらゆる場面で有効であり、今後もそれは変わらないでしょう。

ライティングは3種類

この記事で話すライティングは、いわゆる「起承転結」のある整った文章ではありません。
決して学校では教えてくれないテクニックです。
そして、その文章テクニックはおおまかに分けて3種類。
ここからはそれぞれについてお話します。
あわせて、学びにおすすめの本を紹介しましょう。

人の心を動かすライティング

まずひとつめは、日常生活で使える文章術です。
メール、LINE、SNS、インスタなど。
家族や友人、そして会社の同僚、上司などに、あなたの願望をいかにして効果的に伝えるか。
そして、相手にあなたの思うように行動してもらう、そんなテクニックです。

人間は生まれて以来、自分の欲求を満たすために周囲の人間と「交渉」を繰り返しています。
少しでも周囲の人が自分の言葉を理解して心を動かしてくれれば、だいぶ生きやすくなりますね。

おすすめの本はメンタリスト・DaiGoさんの「人を操る禁断の文章術」です。
タイトルは挑発的ですが、内容は分かりやすく、とても論理的です。
詳しく知りたい方は、以下の関連記事をお読みください。

メンタリストDaiGo「人を操る禁断の文章術」レビュー【口説くテクニック】

セールス・ライティング

2つ目は文字どおり「売るための」文章テクニックです。
クルマや家電製品のパンフレット、家に届くダイレクトメール。
あらゆる「広告」がこのテクニックを用いて書かれています。
あなたがもし、会社で何かを売る役目を負っていたら、必ず読んでおくべき本があります。

ジョセフ・シュガーマン著「10倍売る人の文章術」です。

この本の内容は世界中のコピーライターに大きな影響を与えました。
1998年にアメリカで書かれたものですが、現在のネット時代においても不変の広告文テクニックが収められています。
ぜひ1度読むことをおすすめします。

関連記事
怠け者がリッチになる方法とは?(全文あり)「10倍売る人の文章術」要約
【副業】セールスライティングの本おすすめ5選【元スポーツ紙記者が厳選】

Webライティング

3つめはWeb(ウェブ)上での文章の書き方に特化したライティングです。
「SEOライティング」とも呼ばれます。

SEOとは「検索エンジン最適化」の略語で、Googleを主とするサーチエンジンの検索結果の上位に記事を上げることを言います。
さきほども述べましたが、現在はネットが生活に欠かせない存在になっています。
そんな現代において、検索エンジンを無視したビジネスはあり得ない、そう言ってよいでしょう。
そこでおすすめなのが「沈黙のWebライティング」です。
検索エンジンに認めてもらう文章とは? 欠かせないポイントは?
ストーリー形式で詳しく、分かりやすく書かれています。
なお、この本のストーリー部分はネットで無料公開されています。
書籍版にはストーリー加え、詳細な解説記事が掲載されています。
まずは無料版から目を通してみてください。

「沈黙のWebライティング」無料公開版

関連記事:「沈黙のWebライティング」2000円(税別)は高いのか?無料版との違いをレビュー

さあ、学んだら「アウトプット」を!

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
最後に、学んだライティングを自身に「定着」させるための「アウトプット」についてお話しします。
せっかく文章スキルを身につけても、活用して外部に発信しなければ宝の持ち腐れです。
「実績」を積むことで周囲にアピールできますし、何より自信につながります。

ここでは2つのアウトプット方法をご紹介します。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、仕事の「発注者」と「受注者」をインターネット上でつなげるシステムです。
仲介者が手数料を得ることで運営されています。
クラウドソーシングサイトにはライティングの依頼案件も多くあるため、報酬を得ながらスキルを磨いていくことができます。
最初は1文字1円未満の案件から始めて、慣れてきたら少しずつ文字単価を上げていくとよいでしょう。
本業と並行して行なう場合は、休日を使うことになるかもしれません。
しかし、新しいスキルを自分のものするためには、それぐらいの覚悟は必要でしょう。
主なクラウドソーシングは次の2つです。1度のぞいてみてはいかがでしょうか。

ブログ開設もおすすめ

もうひとつのアウトプット法は、自身のブログを立ち上げることです。
仕事を外部から受注するのと違い、自分で「セールライティング」と「Webライティング」を意識して書く必要があります。
その分、身につくスピードはクラウドソーシングより速いかもしれません。
もちろん、デメリットもあります。
月々1000円ほどですがお金がかかること、定期更新が必要、ネタ探しもすべて自分でやる、最初はなかなかアクセスが伸びないなど・・・
しかし私は、楽しく継続できています。
自分の書いた記事が検索で表示され、読んでもらえる。それだけでやりがいを感じられます。
興味のある方はブログ開設の手順記事をどうぞ

【2020年最新版】ブログの始め方⑧ステップ超基本編

会社に属さない稼ぎ方も「あり」

転職が難しいと言われがちな「文系人間」
しかし、一歩踏み出して「ライティング」という武器を持てば、格段に人生が楽しくイージーモードになるかもしれません。

コロナ禍によって、私も含め世のビジネスパーソンは、収入源を会社のみに頼る怖さを感じたことでしょう(何も感じていない人もいるでしょうが・・)
ライティングスキルを磨き上げれば、会社に属さない稼ぎ方も十分可能です。
しかしながら、私のように年齢を重ねてから行動するのは、手遅れになる可能性もあります。
行動するのに早すぎることはないでしょう。

 

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