2024/1/27、東京ドームで開催されたKing Gnuのライブ「THE GREATEST UNKNOWN」に椎名林檎さんがサプライズ出演！（翌28日も出演されたようですね）
幸運にもその場に居合わせた私が、かすかな記憶とSNSの報告をもとに振り返ります。
※ネタバレを含みますのでご注意ください！
中里圭。ただの米津玄師、King Gnuファン。アラフィフ。元記者・副業研究家・ライター
ステージが真っ暗になり・・
その瞬間は突然やってきました。
ライブ中盤、「W●RKAHOLIC」の演奏が終わるとステージの電飾がすべて落ち真っ暗な状態に。
これが数十秒間続いたため、一瞬「トラブルかな？」と考えました。
そしてステージがライトで照らされると同時に、ギター音と聞き覚えのある女性の歌声が。
ステージ中央には金髪ショート、サングラス、ミニスカのセクシーな女性の姿があります。
始まったのは【millennium parade,椎名林檎】の「W●RK」。
まったくの想定外の出来事に、ドーム全体が一瞬の間をおいて大歓声に包まれました。
アルバム「THE GREATEST UNKNOWN」を聴き込んできた私には「W●RKAHOLIC」からの「 ):阿修羅:( 」が染みついており当然、そのつもりで身構えています。
しかし鳴り響いたのは「 ):阿修羅:( 」の銃声ではなくギター。
想像をはるかに超えたサプライズに会場全体が混乱、そして超絶盛り上がったのは言うまでもありません。
曲中には林檎嬢が上着をはだけてタンクトップ姿に・・。
ドームが揺れるほどにボルテージが上がります。
後半には井口さんもコーラスで参加。まさに「椎名林檎 × King Gnu 」誕生の瞬間でした。
曲が終わると、一言も発することなく消えていった林檎様。
余韻に浸る間もなくスクリーンには「 ):阿修羅:( 」の文字が大きく映し出され、興奮さめやらぬままにLiveは続きました。
林檎ちゃんへの大歓声にメンバーが嫉妬⁉
その後、曲間のMCにてメンバーが林檎姉さんについて語りました。
（以下、メンバーの発言は私の記憶とSNSをもとに再現した一部の“要旨”ですので、文言は正確ではないことをご了承ください）
井口さん：「林檎ちゃんがサプライズゲストだったわけですが、みんなスゴイ盛り上がってたよね・・」（イジケ気味に）
会場：（爆笑）
勢喜さん：「俺にも、あれぐらいの歓声欲しいな」
（会場から勢喜さんに向けて大歓声）
勢喜さん：「あ、だめだ。これは荷が重すぎる」
会場：（大爆笑）
常田さん：「林檎ちゃん来てくれたんだけど、すごい緊張するのよ、人様を呼ぶのって」
常田さん：「林檎ちゃんとの出会いは、10年ぐらい前かな。お客さん15人ぐらいのライブで、来てたのが林檎ちゃんと理と和輝の3人だったんだよね」
新井さん、井口さん：「覚えてる」
常田さん：「俺、思うんだけど、和輝が（King Gnuに）加入したのって、林檎ちゃんが来てたからじゃない？」
新井さん：「そうかも(笑)」
常田さん：「その時、林檎ちゃんのことしか見えてなかったんじゃない？」
新井さん：「うん、（大希のことは）透けて（見えて）た(笑)」
会場：（爆笑）
常田さん：「良かったね、今日、念願かなって」
新井さん：「うん(笑)」
井口さん：「（俺は）林檎ちゃんと声を重ねることができて・・。いや、これ以上言うのはやめとこう」
会場：（爆笑）
新井さん「夢のような時間でした」
この東京ドーム初日の3日後、新井さんは自身がパーソナリティを務めるラジオ番組「SPARK」において、林檎さんのサプライズ出演について次のように語りました。
「夢のような時間でしたね」
「ステージで共演出来て本当に感無量でございました」
「正直、感じたことのない歓声だった」
「曲のテンションも大人な感じだから、盛り上がるかなって、メンバーも心配していたんです。
でもそんな心配はまったくご無用って感じで」
「Aメロに入ってから、さらに歓声が大きくなって。いや、あれは本当にすごかった」
常田さん「ありがとう椎名林檎」
そして東京ドームday1から6日後の2/2、常田さんがSNSに林檎さんへの思いを投稿しました。
この文章からは、常田さんの林檎さんへの深い「感謝」の思いが伝わってきます。
個人的な想像に過ぎませんが、常田さんは10年前に自分を後押ししてくれた林檎さんに対して「恩返し」の意味を込めて、そして「一緒にこの景色を見たい」という気持ちで林檎さんにオファーをしたような気がします。
特別だったゲスト出演
今回、私が椎名林檎さんの降臨に大きなインパクトを受けたのは、彼女とKing Gnuの”接点”をほとんど意識していなかったからです。
もちろん、ミレパでの活動を含めて常田さんと林檎さんの関係性は知ってはいましたが、「椎名林檎 × King Gnu 」は想定の範囲外でした。
そんな私たちの思いを察してか、常田さんは次のように投稿しました。
「KING GNUのステージに誰かゲストが出る可能性は今後ないと思う」
この言葉から、今回のゲスト招待が常田さんの中でも”スペシャル”だったことが分かります。
なぜ初の「W●RK」パフォーマンスがテレビやミレパではなく、ヌーのステージだったのか。
常田さんが話してくれる時を待ちたいと思います。
ちなみに、アルバム及び今回のツアー「THE GREATEST UNKNOWN」のビジュアルは5つの「星」がモチーフとなっています。
一般的には、4つの星がKing Gnuメンバーでもう1つが私たちファン、とされています。
考え過ぎかもしれませんが、結果的に5つめの星が「椎名林檎」を暗示していたとも解釈できますね。
「米津玄師ゲスト出演」説
本記事の趣旨からは外れますが、米津玄師ファンの間でまことしやかに囁かれている「説」について触れたいと思います。
それは「米津さんがKing Gnuライブに友情出演する」というもの。
実際、私も今回のライブ参戦にあたって「さすがにないだろ。でも、もしかして・・」とかすかな期待を抱いていました。
その根拠は、常田さんが米津さんのライブ（2022 TOUR / 変身 ファイナル・さいたまスーパーアリーナ）にゲスト出演したことにあります。
このライブでは常田さんが共同プロデュース、編曲、演奏で参加した「KICKBACK」を熱演。
その”お返し”として米津さんが登場するのでは、そう界隈で話題になっていました。
「KING GNUのステージに誰かゲストが出る可能性は今後ないと思う」
そう語った常田さんですが
「（もちろん100パーでは無いけども）」
とも記しています。
King Gnuステージでの共演はないとしても、「millennium parade（ミレパ）」への飛び入り参加は十分に考えられます。
なぜならば、ミレパに参加している石若駿さん（ドラム）、常田俊太郎さん（バイオリン）は「KICKBACK」の楽曲にも参加。
MELRAWの安藤康平さん（サックス）も「LADY」など米津さんの複数の楽曲に参加しており、ライブにもサプライズ出演したことがあります（2023 TOUR / 空想 横浜アリーナ）。
このような”夢”をファンが見られるのも、ひとえに常田さんの才能あってこそ。
「進撃の常田」
この鬼才のたどり着く先には、どのような光景が待っているのでしょうか。
W●RKとは？
常田大希さんがKing Gnuと並行して活動する音楽プロジェクト「millennium parade（通称：ミレパ）」。
そのミレパと椎名林檎さんのコラボ曲が「W●RK」。アニメ「地獄楽」のオープニングテーマ曲です。
King Gnuもそうですが、ミレパの曲もすべて常田さんが手掛けており、楽曲によって参加するアーティストが異なります。
主な楽曲参加アーティスト：常田大希、ermhoi、石若駿、MELRAW/安藤康平、江崎文武、常田俊太郎、新井和輝、勢喜遊、井口理
その他のMC
断片的な要約ですが、他にもMCでは以下のようなお話が聞けました。
東京はカッコつけてる？
最初のMCにて
井口さん：「大阪、名古屋と来て、東京はカッコつけてる奴ばっかりかと思いきや、めっちゃ元気ですね！」
勢喜さん：「それ、大阪から来た人が言うことじゃないの？(笑)」
井口さん：「あっ・・(笑)」
カッパを着てた井口さん
勢喜さん：「（井口さんが着ている服に対して）カッパ似合ってるよ(笑)」
井口さん：「カッパじゃねーわ！カッパって言ったらSNSで『カッパ、カッパ、カッパ』ってなるだろ！」
新井さん：「まぁ、（カッパって）思ってたけども・・」
勢喜さん：「言うのは野暮だった？(笑)」
カールじいさんの空飛ぶ家
前週の名古屋公演の後は、散歩以外あまり外出せずにいたという井口さん。
その間に観たピクサー映画の「カールじいさんの空飛ぶ家」について話してくれました。
要約すると
「『空飛ぶ家』というタイトルなのに、家が飛んでいたのは始めのほうだけ。あとはひたすら家を引っ張っていた。そこをツッコみながら観ていた。面白かったけどね」
King Gnu 国内ツアーは当分おあずけ？
今回、日本のバンド史上最速での5大ドームツアー開催を果たしたKing Gnu。
気になるのは、次のツアーはいつになるのか？という点です。
常田さんは今回の5大ドーム発表の際、SNSに以下の投稿をしています。
現在の拠点を日本・東京とすれば「海外に拠点を移す」そう読み取れます。
実際に、今回のツアーは国内に加えて、初のアジアツアー（台北、シンガポール、上海、ソウル）が予定されています。
King gnuとして海外に打って出るのか、それともミレパで世界を狙うのか・・。
次の国内でのLive実現に期待を寄せつつ、常田さんの今後の戦略に注目していきたいと思います。
コメント