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【口説きのテクニック】メンタリストDaiGo「人を操る禁断の文章術」に学ぶ

在宅副業

あなたは今、だれを口説き落としたいですか?
意中の異性、パートナー、見込み客、または取引先の「あの人」かもしれませんね。

もし、その相手を「口説き落とす文章テクニック」があるとすればどうでしょう。
ぜひ知りたいと思うはずです。

それはメンタリストDaiGo氏の著書「人を操る禁断の文章術」に書かれています。

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メンタリズムとは?

DaiGo氏といえば、かつてテレビで「人の心を読む」パフォーマンスを見た方も多いと思います。ところで、メンタリズムとはいったい何でしょう?
彼は次のように語っています。

私はメンタリズムを
「行動や態度、言葉などから相手の心理を読み解き、思うままに誘導する技術」
と紹介しています。

代表的なのが、相手が選ぶカードを予測して当てるというもの。

これは「選択の暗示」というテクニックを用いて、相手の想像力をかき立て、ひとつの選択肢へと「誘導」しているのだといいます。

本書にはメンタリズムを「文章術」に応用したテクニックが書かれています。
あなたに「口説きたい人」がいるならば、ぜひこの記事を読み進んでください。

文章で「落とす」テクニック満載

この本は全4章で構成されています。

第1章 文章が持つ力は∞(無限大)

買うはずでなかった高価なものを、衝動買いさせた文章とは

第2章 「書かない」3原則で人を操る

人を操る文章の共通点とは?

  • 3つの原則

第3章 人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない

読み手の心を撃ち抜くテーマとは!?

  • 7つのトリガー

第4章 あとは、5つのテクニックに従って書くだけ

そのまま使うだけで自在に操れるようになる

  • 5つのテクニック

DaiGo氏は前書きで、読者にあるひとつの「問い」を投げかけます。

「あなたの思う、世界最高の美女とは?」

もちろん、美男子でもかまいません。あなたはどんな顔を思い浮かべたでしょうか。人それぞれに違いありません。

じつはこれこそ、文章の持っている力なのです。
ある言葉を目にすることで、人は想像し始めます。
ここでは「美女」という言葉に反応して、世界最高の誰かの顔を描き出すのです。
その瞬間、あなたにとっては頭の中で想像しているその人こそが、間違いなく世界最高の美女となります。

そして、その想像力は読み手の「行動」につながります。
世の中のあらゆる宣伝。たとえばクルマのパンフレット、セールストークなども客に「クルマに乗っている姿」を想像させ、購買に結びつけようとしています。

恋愛に関しても同様です。
相手に望む行動を「文章」を通じて伝える。そして実際に行動を起こさせる。
そのためには

  • 「書かない3原則」
  • 「7つの引き金」

このふたつを知る必要があります。
この原則をふまえた上で、第4章ではすぐに使える文章の「5つのテクニック」が解説されています。
このテクニックは分かりやすく実践しやすい内容なので、少し詳しくご紹介しましょう。

テクニック1「書き出しはポジティブに」

これはいわゆる「ツカミ」です。

出会いの第一印象は、人づきあいにおいて大切です。文章ならば、その先を読んでもらうために外せません。
ツカミの大切さは「初頭効果」とよばれる心理学的現象として有名です。
人は初対面の印象が心に残りやすく、以後の評価に大きな影響を与えると考えられています。
私たちが使いがちな書き出しとして「お疲れ様です」があります。
一見、相手を気遣っているような言葉ですが、「ポジティブ」な印象は与えませんよね。

  • 「お疲れ様です」→「おはようございます!」
  • 「先日はお世話になりました」→「先日は貴重な体験ありがとうございました」

このように前向きな言葉を使うことが大切です。
意中の異性に対しては、共通の体験を通じて
「生まれて初めてでした」「人生変わりました」
などといった言葉を使いつつ、相手の「承認欲求」を満たしてあげるとよりいっそう、効果的でしょう。

テクニック2「なんども繰り返す」

相手にのぞむ行動を言葉で何度も繰り返す・・・
これだけ読むと「相手にくどいと思われてしまうのでは」そう考えてしまいます。

しかし、繰り返し主張することの大切さは、社会心理学者ウィルソン氏の実験で証明されているといいます。

ある民事裁判の陪審員に対して、「被告は無罪である」という主張を繰り返さない場合、繰り返した場合を比べました。その結果

  • 3回繰り返した場合=46%
  • 10回繰り返した場合=82%

このように説得力が向上したというのです。
ただし、気をつけるべき点があります。

同じ言葉を繰り返すのはNG

あなたの「感情」と「意味」を繰り返し伝えるのは大切です。
しかし「同じ言葉」を3回以上使うと、とたんに相手は飽きてしまうといいます。

「言い換え」や「類語」を駆使して、上手に主張を繰り返しましょう。
けっして「付き合ってください」という同じ言葉を繰り返してはいけません。

テクニック3「話しかけるように書く」

私たちは毎日、多くの会話をしています。
ちょっとした会話でもその情報量はとても多く、文章化すると多くの字数が必要です。
そこで会話を文章に取り込むと、効率よく情報を伝えることができます。

その理由は次の3点です。

  • 人は文章よりも「会話」の方が内容を覚えやすい
  • 会話には「Q&A」が含まれている
  • 内容、状況を「想像力」でイメージしやすい

しかし、文章すべてを「会話」で埋めるわけにはいきませんよね。
DaiGo氏は、会話をうまく文章に取り込む方法を次のように解説しています。

まずは、会話文を書きます。
自分と相手が普段通りに会話しているところを、そのまま文字に起こしてください。
難しく考えないで、会話をそのまま書くだけです。
そして、出来上がった会話文をつなげて、文章にするのです。

意外とシンプルな方法だと感じた方も多いでしょう。
しかし、この方法にはとても大きなメリットがあるのです。

読み手の疑問に気づける

本書の第2章『「書かない」3原則で人を操る』に次の言葉が出てきます。

人の心を揺さぶる文章を書きたいなら、自分の頭の中を探る時間は最小限に。
刺さる言葉はあなたの中にではなく、相手の心の中にあるのですから。

私たちは文章を書く際、ともすれば「独りよがり」になりがちです。
しかしDaiGo氏をはじめ、多くの「文章のプロ」が強調するのは「相手の心に寄り添う」ことです。
会話を文章に取り込むことで、相手の反応、気持ちに気づくことができるのです。

テクニック4「上げて、下げて、また上げる」

これはジェットコースターのように感情を揺さぶることで、最後に相手に大きなインパクトを与える方法です。
その落差が大きいほど、読み手はドキドキを持続させ、最後まで読み続けてくれます。
ちょうど恋愛に関する例が挙げられているので、引用します。

例えば、ラブレターでこのテクニックを使うなら、最初にどれくらい本気で好きなのかという話をします。
次に、自分の抱えているマイナス要素、ネガティブな部分を告白。
相手がちょっと不安になったところで、「でも、そんな僕でもキミといると強くなれる。強くなってキミと歩んでいきたい」と締めくくる。
もちろん、もっと熱い愛の言葉もいいでしょう。

これ以上の補足は不要ですね。
ちなみにこの手法は多くのセールスコピーでも使われています。

テクニック5「追伸をつける」

「ツァイガルニク効果」をご存じですか?

「人間は、達成した課題よりも、達成されなかったことや中断されていることをよく覚えている」

旧ソ連の心理学者・ツァイガルニクの実験により名付けられたそうです。
心当たりのある方も多いのではないでしょうか?
仕事でやりかけの課題、テレビドラマや映画の予告編・・・完結したことよりも、「続き」があることの方が強く印象に残っていることを。

追伸に「相手に望むこと」を書きます。すると、あなたの希望が相手の脳にずっと残り続ける・・・そしてずっと考え続けることで、あなたの要望が通りやすくなるというわけです。
ただし、ただ最後に書けばよいというものではありません。
ポイントは以下の2つです。

  • 本文で一度、きちんと話を終了させておく
  • 次回につながるこちらの願望を盛り込む

本書にある一例を挙げておきましょう。
「先日お送りしたプレゼントは気に入って頂けましたか?実は、もう一つプレゼントを用意していまして・・・。次回、お会いするときにまたお渡ししますね!」

人生を楽しく、生きやすくする文章術

ここで触れた以外にも「人を操る禁断の文章術」には、多くの「メンタリズム」を応用した心理学的法則、テクニックが解説されています。
冒頭でもお伝えしたとおり、恋愛、ビジネスで相手を「口説き落とす」ための「強力な武器」となることでしょう。
DaiGo氏いわく

「文章とは、ただ書くものでも、読まれるだけのものでもありません。
読み手を行動へと導いてこそ、初めて存在価値があるのです。

もしもこの記事を読んで、ひとりでも本書を手に入れ「行動」する方がいたら、執筆者としてこれ以上の喜びはありません。

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