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【50代の副業おすすめ12選】始め方と難易度を解説

在宅副業

50代になると年収の大幅なアップは見込めず、役職定年も見えてきます。
60歳で退職金をもらっても、その後の生活に漠然とした不安がぬぐえない・・そんな会社員の方も多いはず。
定年後の不安を解消するには「副業」が最適です。
しかし「体力を使うアルバイトはちょっと・・」そう考える方も多いでしょう。
ここでは肉体労働ではない「在宅副業」を中心に「50代おすすめ副業12選」を紹介。
それぞれの始め方と難易度も解説します。

この記事を書いた人
中里圭(1970年生まれ)・・副業研究家・元記者・会社員。48歳から「自分の力で稼ぐ」に目覚め、これまでに数々の副業を経験。現在は主にアフィリエイトブログ、記事作成、文章校正などの副業を実践中。
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50代のおすすめ副業12選

50歳以上でも始められる副業はいくつもあります。ここでは体力を使わない、在宅副業を中心に「12のおすすめ副業」をご紹介します。

①ブログアフィリエイト

初期費用・・1000円程度~(サーバー代)
月間収益・・0円~100万円以上
難易度・・★★★★★

ブログを始めて、自分の知識や経験を世界に発信しましょう。
書いた記事に「アフィリエイト広告」を載せ、そこからモノやサービスが売れればブログ運営者に手数料が支払われます。

現在のSEO(Google検索上位に記事を表示させること)は、記事の「専門性」や独自の内容である「一次情報」が重視されています。
本業で培った経験と知識があり、それを知りたがる読者もいる。需要と供給が成り立てば、あなたのブログへの集客も可能です。

ただし、ブログ運営は「ストック副業」のため、成果が出るまでに時間がかかります。稼げるようになるまで少なくとも”半年から1年”は記事を積み上げましょう。

ブログを始めるのに最低限、必要なのは月1000円前後のサーバー代。この金額でサイト構築のノウハウが学べると思えば、決して高くはないでしょう。

成功の難易度は高めですが、うまくいけば大きく稼げるのがブログアフィリエイトの魅力。
すぐに報酬を得られなくても困らないのは、会社員の副業の強みです。
それでもモチベーションの維持が難しいと感じたら、このあと紹介するフロー副業との両立がベストです。

ブログ売却益を退職金代わりに⁉

近年はブログサイトの売買が盛んに行われるようになってきました。
Google検索で上位に表示され、アフィリエイト収入の実績があるサイトが高値で売買されています。
売却価格の目安は、月間利益の7カ月~30か月分といわれています。価格に幅があるのは、個々のサイトのジャンル、収益性によって評価が異なるため。
もしも月に10万円の利益があるサイトを構築できれば、100万円以上の価格で売ることもできます。
定年までにサイトを丁寧に育て上げ、60歳で売却できれば、退職金プラスαの大きな収入も期待できるでしょう。

ブログ運営の手順をもう少し詳しく知りたい方は、こちら↓の記事をどうぞ。
ブログは在宅副業に最適!開設の流れ⑧ステップ【初月から稼ぐ方法あり】

②Webライター

初期費用・・0円~(パソコン必須)
月間収益・・3000円~5万円程度
難易度・・★★★☆☆

ブログ運営と同様に記事を書くライターですが、異なるのは典型的な「フロー副業」だということ。サイト運営者などから記事の依頼を受け、期限までに納品して収入となります。
パソコンさえ持っていれば、後述するクラウドソーシングサイトに無料登録することで、仕事を探すことができます。

ライターに求められるスキルとして、正確で分かりやすい日本語を書けるのは大前提。
ここでもやはり「専門性」の高いライターの需要が高まっています。
本業で得た知見を活かした記事が書ければ、強い武器となるでしょう。

ブログを自身で運営する場合、フロー型のライターも並行してやると、収入が実感できてモチベーション維持に役立ちます。

報酬は基本的に1文字〇円といった「文字単価」で決まります。1文字1円をベースに、記事の内容によって変わります。
初心者の場合はまず、実績を作って信頼を得るのが大切。1円以下の案件も獲得して経験を積みましょう。

クラウドソーシングでライター需要を探る

専門知識はwebライターをやるうえで大きな強みです。専門性のある記事ならば文字単価を上げることもできます。
ただし「需要」があるかどうかによって稼げる額は変わってきます。
求められているジャンルは何か?それは仕事をマッチングするサイトの「募集案件」を見ることで掴むことができます。
主要なクラウドソーシングサイトは次の3つ。いずれも登録は無料なので、ライターの需要を調べてみるのも良いでしょう。

③せどり(転売)ビジネス

初期費用・・仕入れ、梱包資材代
月間収益・・1万円~10万円以上
難易度・・★★☆☆☆

「安く仕入れて、利益をのせて売る」
これは商売の基本です。このビジネスを否定することは、世の中のあらゆる商いを認めないということになります。
「転売ヤー」と呼ばれる人たちは人気商品を不当に買い占めたり、需要につけ込んで法外な利益を得たりします。ルールで「転売禁止」とされているものを売ることもあるでしょう。このような社会の反感を買うビジネスは長続きしません。
しかしBOOKOFFなどの中古買取・販売店は仕入先・バイヤー・購入者いずれもが納得する形で成立しています。

実店舗、ネット上で商品を仕入れ

せどりは未経験者も取り組みやすい副業。利益が出るまでの期間も短く済むため、成功体験を得やすいサイドビジネスです。
物販自体まったくの初心者という方はまず、メルカリ、ヤフーオークションなどで自身の不要物を売りに出してみましょう。

とはいえ「売れる商品なんてどうやって見つけるの?」と感じるかもしれません。そんな方は下記の動画で詳しく解説されているのでご覧ください。

④イラスト、ロゴ作成

初期費用・・0円~1ヵ月数千円(パソコン必須)
月間収益・・3000円~10万円程度
難易度・・★★★★☆

イラスト、ロゴ作成はクラウドソーシングサイトにおいて需要の高いジャンルです。
多くの個人、企業がSNSやサイトで発信をする世の中になり、そこで必要なアイコン、ロゴなどのデジタル素材が常に求められています。

イラストならば「CLIP STUDIO PAINT」などのペイントツール、ロゴならば無料で試せる「Canva Pro 」。Adobe社の「illustrator」は有料ですがイラスト・ロゴ両方に対応できるプロ仕様のツールです。

絵が得意ならば趣味の延長で、本業でデザインになじみがあれば、ピッタリな副業といえるでしょう。
スキルを売買できる「ココナラ 」をのぞいてみると、多くの個人が受注して実績を積んでおり、企業などからの仕事の依頼も活発に行われています。

⑤動画編集

初期費用・・数千円~(パソコン必須)
月間収益・・1万円~10万円以上
難易度・・★★★★☆

ユーチューバーや企業、個人から依頼を受け、動画素材を見やすく編集します。

  • 余分な場面をカット
  • 字幕(テロップ)を入れる
  • BGMを乗せる
  • 効果音を入れる
  • エフェクト(特殊効果)を入れる

これらの作業は手間がかかるため、多くのユーチューバーや企業は外部に委託しています。
クラウドソーシングサイトを見ても、編集者募集の案件は無数にあります。
今後も5Gの普及により、動画市場はますます活発化するでしょう。案件の獲得は比較的、容易といえます。

ハイスペックなパソコンは必須

動画は扱う情報量が多いため、メモリ16ギガ以上のパソコンでなければスムーズに編集できません。
また、無料の編集ソフトもありますが、機能に制限があるため、クオリティを上げるためにAdobe社の「Premiere Pro (プレミアプロ)」(月額2800円ほど)を使うのが一般的です。

まずは無料ソフトで基礎を学び、理解できたら有料ソフトを使って案件受注に挑戦してみると良いでしょう。

参考動画

⑥電子書籍(kindle本)出版

初期費用・・0円~(パソコン必須)
月間収益・・0円~数万円以上
難易度・・★★★☆☆

「自分の経験や知識を本にして出版したい」
以前はハードルが高かった書籍出版ですが、現在は誰もが簡単に自分の本を販売することができます。
Amazon kindle unlimited

Amazonが提供する「KDP(Kindle Direct Publishing)」ならば出版社などを通さずに、個人でも「無料」で電子出版が可能。
Amazonのアカウントさえ持っていれば、誰でも世界に向けて電子書籍が出版できます。

気になる印税ですが、通常は35%です。しかしAmazon・kindleでの独占販売(KDPセレクト)に登録することで、売上げの70%を報酬として受け取れます。
それぞれに定められた最低販売価格で1冊売れた場合、報酬はおよそ以下のとおりです。

  • 通常:100円 × 35% = 35円
  • KDPセレクト:250円 × 70% = 175円

KDPセレクトでは250円からの販売となりますが、Amazonが実施する割引セールや無料キャンペーンで、より多くの人に見つけられるメリットがあります。
まずは100円から始めて、反応を見ながらKDPセレクトを利用すると良いでしょう。

電子書籍で何を書く?

小説、自己啓発、ビジネス、恋愛、マンガなど。書籍のジャンルは多岐にわたります。
ライバル多数のなかで「無名」の個人が購入してもらうためには、当然ながら「価値ある」「役に立つ」内容が不可欠です。

まずは自身の「強み」を見つけましょう。本業で当たり前のように使っている知識、スキルが読者にとっては”目から鱗”の役立つ情報かもしれません。
最初はニッチな内容から始めて、レビューを獲得することに専念しましょう。

⑦ハンドメイド販売

初期費用・・材料、包装資材代
月間収益・・数千円~10万円以上
難易度・・★★★☆☆

ハンドメイドとは、手作りの小物を販売して稼ぐ副業。
ものづくりが好きな人にとっては、趣味と実益を兼ねて始められるので一石二鳥の副業です。

実際に売られているのはアクセサリー、布製品、スマホケース、ブーケなど多種多様。
ハンドメイド作品専門の販売サイトは「Creema(クリーマ)」、「minne(ミンネ)」などがあり、「BASE 」というネットショップを開設できるサイトもあります。
初心者はまず「メルカリ」に出品してみても良いでしょう。

手作り作品には、量産品にはない「一点もの」という価値があります。自分だけのオリジナル作品や要望を取り入れたもの、そういった「オーダーメイド」を探しているユーザーは多く存在します。

「パソコンが苦手」でもできる

最近の人気の副業は、パソコンスキルが必要なものが多くなっています。
しかしハンドメイドは、スマホひとつあれば材料の仕入れ、制作、販売まで完結できます。
「昭和のアナログ人間だから、ITはちょっと・・」
そんな人でも始めやすいハンドメイド販売。
稼ぐまでの手順は、下記の動画で詳しく解説されています。

⑧ウェブ制作(コーディング)

初期費用・・0円~(パソコン必須)
月間収益・・1万円~10万円以上
難易度・・★★★★☆

ひとつのウェブサイトを作るには「ウェブデザイン」「プログラミング」といったスキルが必要となりますが、ここでオススメするのは「コーディング」と呼ばれるスキルです。
推奨する理由は、他の2つのスキルよりも習得の難易度が低めなため。しかしマスターすれば需要は高く、案件に困ることはありません。

コーディングとは、サイトやページに表示する文字や見た目を作るスキル。「HTML」「CSS」「Javaスクリプト」といったプログラミング言語を入力する作業です。

興味はあるけどピンとこない・・そんな方は基礎を無料で学べる「Progate(プロゲート)」「ドットインストール」でコーディングに触れてみましょう。
副業として稼ぐレベルに達するには、無料プランだけでは足りないので、有料プラン(月1000円ほど)への移行が必要です。

オンラインスクール「デイトラ」は、”稼ぐスキルをつける”を目的としたスクールとして人気。90日間分のカリキュラムに加えて、1年間はメンターへの質問が無制限です。99,800円(税込)とやや高額ですが、身につく技術を考えれば、コスパの良い自己投資といえます。
コーディングが自分に向いていると感じたら、検討してもいいでしょう。

⑨電話相談

初期費用・・0円~
月間収益・・3000円~3万円程度
難易度・・★★☆☆☆

電話相談とは、スキルマーケット「ココナラ 」のシステムを使い、ユーザーと「会話」をするサービスです。もちろん、相談する人、受ける人ともに電話番号が知られることはありません。

話す内容は「占い」「愚痴聞き」「人生相談」を始めとして、なんでもあり。文字情報ではなく、実際に人と会話して聞きたい、聞いてほしいというニーズは一定数、存在します。
サービス価格は1分100円~。100円で出品した場合、システム手数料を引いた1分41円が出品者の売上げとなります。

  • 人と話すのが好き
  • 聞き上手
  • パソコンは苦手だけど、アドバイスできる知見を持っている
  • 在宅で稼ぎたい

このような人にとって、電話相談は取り組みやすい副業。電話待機状態に設定しておけば、他の在宅副業の合間に受けることも可能です。
ココナラのスマホアプリを使えば、通話料がかかることもありません。

電話相談は「コンサル起業」への第一歩

「定年後は知識、経験を活かしてコンサルタントに」そう考えている方もいることでしょう。
そんな方にとって、ココナラの電話相談はコンサル業を学び、育てるための「入門編」として最適です。

ココナラの電話相談には恋愛相談、愚痴聞きといったプライベートに関することの他、ビジネス関連の相談サービスも数多く出品されています。
あなたの強みを電話相談で出品して、実績を積むことができれば、将来的なコンサル業へと繋がるかもしれません。
まずはニーズを探って、自身が提供できるサービスは無いか検討してみましょう。

 

⑩YouTube

初期費用・・0円~
月間収益・・0円~10万円程度
難易度・・★★★★☆

「YouTubeなんて若い人がやること」このような固定観念は捨てましょう。
YouTubeで「50歳 ユーチューバー」と検索してみてください。多くのチャンネルが表示されます。
50歳どころか60代、70代でチャンネルを公開している方もいます。

シニア・ユーチューバーは今後ますます増えるでしょう。現在の若い視聴者も年齢を重ねて、いずれ50歳、60歳になります。身についた視聴習慣はそう簡単には変わらないでしょう。
シニアだからこそ発信できるコンテンツは普遍的であり、ニーズは右肩上がりといえます。

シニア動画の需要は「ストーリー」にあり

YouTubeを始めるにあたって、いわゆる”顔出し”は必ずしも必要ではありません。
顔を出さずに数万人のチャンネル登録者を獲得しているシニア・ユーチューバーはたくさんいます。

50歳以上のユーチューバーで成功されている方を見ると、共通点に気づきます。
動画に「ストーリー性」がある点です。
若い視聴者は数十年後の自分を想像するために、同年代の人は”共感”をもって動画を見ることでしょう。
年齢を重ねたユーチューバーに求められるのは、経験に裏付けられた成功談、そして失敗談です。

初期投資と収益化

YouTubeはスマホ1台あれば始められます。
編集もシンプルなものであれば、スマホアプリでも十分。”初期投資0円”で世界に動画を発信できます。

YouTubeは動画にはさんだ「広告」によって収益化できますが、広告を載せるにはYouTubeが決めた収益化の「基準ライン」をクリアする必要があります(2022年11月現在)。

  • チャンネル登録者数1000人以上
  • 動画の再生時間4000時間以上(年間)

この2つの規定を超えるには少ない動画でバズるか、コツコツと動画を積み重ねていく以外にありません。

先述したとおり、シニア会社員の強みは「副業を焦らず育てられる」ところにあります。
少しずつ着実にチャンネルを伸ばしていきましょう。

⑪文章校正

初期費用・・0円~
月間収益・・0円~3万円程度
難易度・・★★★★☆

文章の誤字脱字、言い回し、事実関係の誤りなどをチェックするのが校正の仕事です。
クラウドソーシングサイトを見ると、一定数の需要があることが分かります。
校正の場合も報酬は「文字単価」によって決まります。

依頼者の書いた文章をチェックする立場ですから、日本語に対するしっかりとした知見が求められます。
やはり仕事としての経験があれば、信頼を得られやすいのは確かです。しかし長年、文章に慣れ親しんできたのであれば、挑戦してみても良いでしょう。
「書くのは苦手」でも「読んでチェックするのは得意」という人はいるものです。

ネット上で完結する仕事なので、パソコンの他にWord、Googleドキュメントなどを使える環境があれば始められます。

校正の基準は?

文章を校正するといっても、ただ自分の主観でチェックすればいいわけではありません。
客観的な基準が必要です。

まず拠り所にしたいのが、共同通信社が発行する「記者ハンドブック(新聞用字用語集)」。多くのメディアは校正の基準として、この冊子を用いています。表記は漢字か平仮名なのか、送り仮名はどうするのかといった疑問は、記者ハンドブックを参照することで解消できます。

文章を校正するうえで、もうひとつ用意したいのが「類語辞典」。文章において同じ言い回しを続けて使うのは良しとされません。そのような場合に類語辞典を開けば、同じ意味の異なる表現を見つけることができます。

⑫文字起こし

初期費用・・0円~
月間収益・・0円~3万円程度
難易度・・★★☆☆☆

文字起こしは会議、インタビュー音声などを文字に書き起こす仕事です。
クラウドソーシングに登録すると「○○分の音声データを文字に起こしてください」といった形で依頼または募集があり、基本的に音声データの長さで報酬が決まります。
文字起こしも文章校正と同様、パソコンとテキスト入力環境、後述する文字起こしアプリがあれば始められます。
初心者でも取り組みやすい副業のひとつといえるでしょう。

「自動文字起こしアプリ」を使用

「数十分の会話を文字に起こすなんて大変そう・・」
そう感じた方もいるでしょう。しかし現在は音声データから自動的に文字起こしをするアプリが登場しており、コツを掴めば意外と案件数もこなせます。
代表的な自動文字起こしアプリは次の2つ。

いずれも評判の高い自動文字起こしアプリです。しかし雑音の多い録音環境、複数人の会話などは誤認識しがちなので、そのままクライアントに納品とはいきません。
人による修正は必須ですが、従来に比べて作業効率は格段にアップ。
文字起こしを副業とするならば必須のツールです。

アルバイトより「事業所得」を

副業を始める前に、ひとつ押さえていただきたいポイントがあります。
副業には大きく分けて2種類ある点です。

  1. フロー型(すぐに収入に繋がり確実性が高い反面、自分が手を止めると収入がストップ)
  2. ストック型(収益までに時間がかかり確実性は下がるが、積み上げることで大きく稼ぐことも可能)

「個人として受注、請負、作業」するのがフロー型。「組織・外注化、開発、自ら運営」するのがストック型と考えれば良いでしょう。
前者は個人の能力によって稼げる金額に限界がありますが、後者ならばやり方によっては本業の収入を超えることも可能です。

「まずフロー型から始めて、個人で稼ぐモチベーションを保ちながら、並行してストック収入を育てる」
これが理想的です。

アルバイトはフロー型副業

個人で稼ぐという意味では「アルバイト」もフロー型副業に含まれます。
しかしアルバイトは「肉体労働」であることが多く、時給制という「時間の切り売り」であり、スキルの向上にも繋がりにくい面があります。
そして何より「給与所得」にあたるバイト収入は、本業の給料と合わせて源泉徴収されるため、いわゆる”副業バレ”の恐れがあります。
「副業バレなど気にしない」という方は別ですが、本業で副業禁止が明文化されているならば、バレないに越したことはありません。
このような理由から50代の副業は会社にバレにくい、個人で請け負う「事業所得」での副業をおすすめします。

50代から副業を始めるべき理由

「おすすめ副業12選」いかがだったでしようか。
周りを見渡すと「退職金をもらったらのんびりしよう」そう考えている人もいますが、いまや定年後もアルバイトを続けたり、起業したりする人は珍しくありません。
副業を始めるのに遅すぎるということはありませんし、時間と体力に余裕があれば、収入を補いながらアクティブに活動することも可能なのです。

50代の副業を強くすすめる大きな理由は次の3つです。

  1. 定年までに副業を育てる「余裕」がある
  2. メンタルと収入が安定する
  3. 副業が育てば早期退職も可能

もしも、このまま何もせず定年を迎えたらどうなるでしょう。

  • 他に稼ぎ口がないため、いまの会社にしがみつく人生
  • 会社、年下の上司にこき使われる
  • 体力的にきつい仕事も拒否できない
  • 収入減少によるフラストレーション
  • 「やりがい」の喪失

老後も安泰な「多額の退職金」を貰えるならば、こうした心配は不要でしょう。しかし大多数の会社員はそうではないはず。
会社はあなたの人生の最後まで、面倒を見てくれるわけではありません。
老後の人生を変えたければ、いますぐ行動しましょう。

60歳までに副業を「育てる」

本業の給料がある50代ならば、副業がすぐに収入に結びつかなくても焦る必要はありません。
稼げなくても家計に影響はなし。「稼げたらラッキー」ぐらいの感覚で取り組めるのも、50代の副業のメリットです。

稼げる副業は多くの場合、すぐに見つかるものではありません。興味のまま、順番に複数のサイドビジネスを試して、自分に合う副業を見つけましょう。
余裕をもって副業を選べるのも、会社員の最大のメリットです。
これが専業(フリーランス)、無職ならばそうはいきません。経済的、精神的に追い詰められ、ビジネスを”育てる”どころではないでしょう。

とはいえ、副業を始めるには「時間を作る」必要があります。
時間を捻出するには、これまでの生活習慣、リズムを変えなくてはなりません。
長年染みついた生活を変化させるには覚悟が必要です。しかし副業を新たな生活パターンに組み込めれば、稼げるチャンスもグッと広がります。
「1日30分スマホだけで○○万円稼げます!」のような、簡単に稼げる副業は存在しないと考えましょう。

副業で精神と収入が安定

会社または家庭において、やけにイライラしてしまうことはありませんか?それは将来に対する不安感と焦りから来ているのかもしれません。

「リストラされたらどうしよう」
「60を過ぎてもこの仕事が続くのか・・」
「このまま会社にいて、定年後の収入は大丈夫だろうか」

そんな心配は副業を育てることで、かなり軽減されるでしょう。

「リストラされても退職金+失業手当+副業収入で何とかなるな」
「定年で退職金を貰ったら副業を本業に”起業”しよう」
「定年後に収入が減っても、副収入があるから大丈夫」

このように60歳以降の「選択肢」が増えることでメンタルも安定、さらに会社とは別の収入源で年収アップと、いいことづくめです。

「早期退職」も夢ではない

副業で「ゼロ→イチ」を経験したら、そのビジネスに注力して収入増加を目指します。
うまくいけば本業の収入を超える可能性もあります。

そうなれば嫌な仕事から解放される「早期退職」も現実味を帯びてきます。
人生が100年だとすれば、50代はまだ折り返し地点。多くの経験を積んだ50代は「会社依存」から脱却して新しい事業を始めるのに最適な年代といわれています。

早期退職して起業する場合、気になるのは退職金ですが、定年前と定年時では基本給に対する掛け率が変わってくることもあります。就業規則などで確認して後悔のない判断を下しましょう。

副業の不安、疑問Q&A

「よし、副業やるぞ!」そう思い立っても、不安に感じる点はあるでしょう。
副業に関する、よくある疑問をまとめました。

Q1.会社にバレないか心配

副業を始める前に、そもそも会社が副業を禁止しているのか、それとも認めているのか「就業規則」を見て確認しましょう。
明確に禁止されているのであれば、バレないか心配なのは当然です。

結論からいえば、下記の3点に気をつければ、会社に副業がバレる心配はまずありません。

  1. 会社の同僚、知人に副業していることを話してしまう
  2. 本名、顔出しでネットに副業を発信する
  3. 「給与所得」(アルバイト等)で稼ぐ
  4. 「事業所得」の確定申告を「特別徴収」にしてしまう

副業バレの原因の多くは1.と2.です。副業が上手くいくほど、他人に話したくなってしまうものですが、ここは自戒したいところです。

3.に関しては先述のとおり、給与所得の住民税の源泉徴収は、主な収入源である本業の会社でまとめて行われるので、住民税の多さで会社バレの可能性があります(実際には、そこで気付く経理の方はそういないと思いますが)。

4.については次項で解説します。

Q2.確定申告が必要?

副業で確定申告が必要になるのは、事業所得の「収入(売上げ)」から経費を引いた「所得(利益)」が年間20万円を超えた場合です。
ただし、経費が認められるには事前に税務署へ「開業届」を提出しなくてはいけません。

副業の所得が年間20万円を超えた場合は、個人で確定申告することになりますが、「会社バレ」を防ぐために気をつけるべきポイントがあります。

住民税の徴収方法には、本業の会社の給料から天引きされる「特別徴収」と、自分で納める「普通徴収」があります。
確定申告の書類の「住民税の徴収方法の選択」欄で「普通徴収」に印をつければ、会社に副業がバレることはありません。
それでも心配な方は、税務署に電話で念押しすると良いでしょう。

なお、確定申告や帳簿管理など、簿記に詳しくない方には、無料から始められるクラウド確定申告ソフト「freee(フリー)」がおすすめです。

Q3.時間が確保できない

「副業したいけど、時間がない」
副業時間の捻出は、会社員の共通の悩みです。50代ともなれば体力も落ち、本業を終えて帰宅するときにはクタクタ。風呂に入り、夕飯を食べて、ひと息ついたらもう睡魔が・・。そんな方も多いかも知れません。

平日の副業は無理と割り切って、休日をフル活用するのもひとつの方法です。
とはいえ、平日に少しでも時間が作れれば、稼ぐスピードが変わってきます。
自身の生活リズムを振り返り、ムダな時間がないか再確認してみましょう。

  • 通勤・帰宅の移動時間
  • 会社の飲み会
  • パチンコをやる時間
  • テレビ、ゲームの時間
  • YouTubeを見る時間

長年の染みついた生活リズムを変えることは、簡単ではありません。
しかし、少しでも経済的、精神的に楽になりたいならば、やはり新たに「時間を作る」しかありません。

Q.4家族との時間も欲しい

ご家族がいる50代の方の多くは、子供も大きくなって、それぞれの時間を過ごし始めているかも知れません。とはいえ、やはりご家族との時間は大切にしたいですよね。

そんな方には、在宅副業をおすすめします。
さきほど紹介した副業は、ほとんどが在宅で完結するお仕事です。
対面で人に会うことも少なく、時間の融通が効きやすいのもメリットです。

Q5.本業に支障が出ないか心配

本業収入の補完のために始めた副業が、会社の仕事の妨げになってしまっては本末転倒ですね。
本業で安定した収入が得られるからこそ、自由に楽しく副業することができます。

本業と副業に関して、興味深い研究結果があります。
2018年のボール州立大学(米・インディアナ州)の研究によると、職業がひとつだけの人よりも、本業と副業を両立している人のほうが、仕事に対するモチベーションが高い傾向にあったといいます。
無理のない副業は、本業にも良い影響を与える可能性が高いのです。

副業は収入とメンタルのサポートに

副業は、退職後の収入を補うのに最適な方法です。また、活動的で精神的にシャープな状態を維持することにも役立ちます。
定年後の生き方を模索している50代の方は自分に合った副業を見つけて、ともに人生100年時代を乗り越えていきましょう。

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